月報司法書士 2002年3月号 [Legal Support News]より

 「公益信託 成年後見助成基金」の司法書士による積極的
 

活用を! 社団法人成年後見センター・リーガルサポート 常任理事 松井秀樹
 平成13年12月25日に「公益信託 成年後見助成基金」が設立されました。
 ある民法学者は、本基金のように福祉目的で設立された公益信託の例がわが国
にほとんどなく、これを民間の力だけで立ち上げたことに対し高い評価を与えて
います。当初の財産額はささやかな金額ですが、将来大きな基金に発展していく
ことが期待されています。現在でも複数の方が本基金に遺贈する旨の意思表示を
しているとも聞いております。全国の司法書士会会員には、今後とも、本基金へ
の支援とその積極的な活用をお願いいたします。
 さて、本基金は、昨年12月18日に法務省の設定許可を受け、ちょうどクリスマ
スの日に受託者である三菱信託銀行と信託契約を締結することができました。信
託財産額も当初の目標であった2,000万円を大きく超え、24,928,087円(執筆日
現在)に達しました。この誌面をお借りし、本基金設立のために寄付をしていた
だいた全国の司法書士会会員には深く感謝申し上げます。
 平成14年2月4日に東京銀行協会の会議室にて第一回運営委員会が開催され、
第一回募集要項、給付基準、初年度事業計画が承認されました。
 第一回募集要項を掲載します。成年後見事務に携わっている司法書士会会員の
応募をお待ちしております。

           第一回 募集要項
1 趣旨
 成年後見制度の利用に関する費用を助成し、もって利用者の権利の擁護及び福
祉の増進に寄与することを目的とする。
2 応募対象
(1)既に就任した成年後見人等が後見事務を概ね3ヵ月以上実行している場合
であること。
 ただし、親族以外の個人が成年後見人等に就任しているときに限る。
(2)後見事務の内容に照らし適正な報酬を支払うことができないものであるこ
と。
(3)本年度は、成年後見制度利用者の年齢が概ね後期高齢者で、年収が260万
円以下であり、かつ他に資金化できる適当な資産がないこと。
(なお、知的障害者、精神障害者等にも信託財産が充実次第助成していく予定)
3 助成金
助成金総額は年額120万円(被後見人等お一人につき月額1万円、10名)を予定。
最高3ヵ年間(2年目以降は、継続の応募が必要です)。
4 応募方法
所定の助成金申込書に必要事項を記入し、下記事務局宛送付する。
※助成金申込書については、成年後見センター・リ―ガルサポートのホームペー
ジ(http://www.legal‐support.or.jp/)をご参照ください。
※添付書類
1.登記事項証明書又は審判書写し、任意後見契約書写し 2.財産目録
3.成年被後見人・被保佐人・被補助人・任意後見契約の委任者の前年分の所得証
明書 4.後見事務報告書(3ヵ月から半年分)5.収支計算書 6.その他(受任経
緯等)5 申込み締切日 平成14年4月30日(火)必着
6 選考の方法、採否の通知及び助成金の交付
(1)当基金運営委員において内容を審査の上採否を決定し、平成14年6月中に
採否を通知する。
(2)選考後の給付は、原則として家庭裁判所の報酬付与審判を条件とします。
7 応募いただいた申込書等の書類の返却はいたしません。
8 ご寄付のお申出は、下記事務局及び受託者へご連絡ください。
9 申請書提出先・請求先 〒160―0003 東京都新宿区本塩町9―3
 司法書士会館4階 社団法人成年後見センター・リーガルサポート 事務局
公益信託「成年後見助成基金」 担当 大迫
〈受託者〉東京都千代田区永田町2―11―1
三菱信託銀行株式会社個人資産相談部 公益信託推進室 担当 稲村