私も後見人になれる?

ある日、家族が外出から帰ると、部屋の中に新しい羽根フトンがおいてありました。
留守番をしていた花子おばあちゃんに尋ねてみると、
「よくわからないけど、親切なお兄ちゃんが来て、『これを使って。寝心地がいいよ。』とフトンをおいていった。」とのこと。
よく見ると傍らには羽フトン購入の契約書が(代金40万円)・・・。

また同じような被害にあわないようにするために、マサコさんは法定後見制度を利用することにしました。マサコ「ところで、私も後見人になれるのかしら・・・。」

後見人になるための資格は不要です

マサコさんも後見人になれます。但し、後見人になるといろいろな仕事をしなくてはなりません。次のようなケースは専門家に依頼することも考えて、後見人になるかどうかを決めましょう。

  1. マサコさんを疑う兄弟がいる
  2. 花子さんの財産をねらう人がいる
  3. 訴訟など紛争性がある
  4. 花子さんの財産管理の内容が複雑
  5. 身寄りがない

後見人になった場合の仕事内容をご紹介しておきましょう

最初の仕事


【1】「登記事項証明書」を取得する

後見人の仕事をするための資格証明書になります。

取得方法

最寄の法務局で申請用紙を受け取り、郵便で東京法務局から交付を受けてください。
詳しくは、「成年後見登記制度とは」をご覧ください。

【2】後見人の届出をする

例えば 銀行に後見届けをおこない、花子さんの預貯金の名義を「木村花子成年後見人木村マサコ」等に変えます。以後、後見人が入出金できるようになります。

【3】財産目録を作る

花子さんの財産を区別して把握し、財産目録を作成します。

マサコさんのものと花子さんのものが混在→花子さんのものとマサコさんのものを区別

【4】生活プランを作る

年金・不動産収入・株式配当・預貯金利息など 「どのくらいの収入があるのか?」
「どのくらいの支出があるのか?」
「収入はどんなものがあるか?」を把握し、
花子さんのために、ふさわしい暮らし方を考えましょう。

【5】裁判所に報告する

税金・家賃・公共料金 調査が終わったら、財産目録に調べた内容を記載し、裏づけ資料とともに裁判所へ提出します。
都合上、一ヶ月以内に報告できない場合は、そのことを連絡しましょう。


定期的に行う仕事

後見人の仕事もご参考ください。


毎日の仕事

花子の家計簿をつける 花子に関する日記をつける

ちゃんと記録することで、花子さんが何が必要で何をしたら良いかが分かります。

時々の仕事

病院と入院契約をするマサコ

その他の仕事

ペイオフに悩むマサコ 時代の流れをつかむ

専門家に相談する

司法書士

家庭裁判所への報告

ときどき家庭裁判所から業務内容についての報告を求められ、監督を受けます。

安心して利用していただくために

何か困ったことや分からないことがありましたら、
リーガルサポートにご相談ください。
最寄りの支部に相談